感じたものすべて


by novain0714

言葉

白があるのではない。白いと感じる感受性があるのだ。
白について語ることは色彩について語ることではない。

それは自分たちの文化の中にあるはずの感覚の資源を探り当てていく試みである。

つまり、簡潔さや繊細さを生み出す美意識の原点を、白という概念の周辺に探ってみたのである。

白があるのではない。

白いと感じる感受性があるのだ。

だから白を探してはいけない。

白いと感じる感じ方を探るのだ。

白という感受性を探ることによって、僕らは普通の白よりももう少し白に意識を通わせることができるようになる。
静けさや空白の言葉が分かるようになり、そこに潜在する意味を聞き分けられるようになる。

白に気を通わせることで世界は光を増し、陰翳の度を深めるのである。
デザイナー 原研哉
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by novain0714 | 2010-01-17 09:58 | 言葉